最近では競馬のオトコ馬も、若い娘キャラになっている。
おっさんが美女に転生したり、小学生に転生したり、スライムから若い娘になったり。
そういや
『スーパーカブ』という山梨を舞台にした渋いアニメがあったが、
スーパーカブを愛する主人公の女子高生は、中の人はおっさんではないか、と疑いたくなる感じのキャラだった。
「見た目は娘 中身はおっさん」という名探偵コナンにジェンダーフリー的味付けをしたようなキャラが、
人間的成長を遂げられなかった中年オタクの救済になっているのかもしれない。
同じことを言っても、おっさんはアウトでイケメンならOKということはある。
ならば、何をやっても若い女の子なら受け入れられやすい、ということもありそう。
こういうのはルッキズムという問題意識では、たぶん解決できないものだ。
というのは、おそらく若い娘は労働者や生産者より、消費者こそが似合う存在だからだ。
社会から逃走する消費社会の趣味人でありたければ、若い娘の外見を手に入れる奇跡を願うしかないのかもしれない。